名古屋OCDの会掲示板 2068112


市民講演会の案内

1:岡嶋:

2011/03/24 (Thu) 01:03:43

皆さま,開催が危ぶまれて二転三転いたしましたが,当初のとおり開催することとなりましたので,改めてお知らせします。
ご案内が遅くなりましたが,どうかせっかくの機会ですのでお待ちしています。

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第17回不安の医学 市民講演会
『そうだったのか!あの癖・このこだわり ~強迫性障害と診断・治療~』

日 時 :平成23年4月9日(土)PM 1:30~ 4:20(開場1:00)
場 所 :愛知県産業労働センター「ウインクあいち」
入場料 無料(先着170名)
★申し込みは不要です。直接会場にお越しください。

排泄物やゴミなどの汚れ,自分のミスや見落としなどをきっかけに,嫌悪感や感染症,不幸,災難などの嫌なイメージや想像・心配(強迫観念)が思い浮かび,取り払うために手洗いや確認,儀式(強迫行為)を繰り返す状態を強迫性障害と呼びます。思春期頃に症状が始まる方が大半です。幼児期に起こす方や育児,責任ある地位に昇進したことなどをきっかけに起こす方もあります。一度,起き始めると何年と症状が続き,自然には治まらないことが一般的です。
なごやメンタルクリニックでは月に10~20人の強迫性障害の患者さんを受け入れ,治療しています。年齢は5~70歳まで及びます。受診された方では排泄物嫌悪と手洗い,うっかりミスに対する恐怖と確認がポピュラーです。うつ病や社交不安障害(対人恐怖)が合併している方もよくあります。
戸締まりなどの確認を自分ですると終わらないため,家族が代わりに確認をすることもあります。小児・思春期の方の場合は,親が手伝うことが普通で,一度,手伝いを始めると止めるためには親子双方に相当な努力が必要です。
最近は効果的な薬物療法をどこでも受けられるようになりました。しかし,薬物療法だけでは普通の生活に戻ることは難しく,薬を中断すると元に戻ってしまいます。回復したと言えるようになるためには認知・行動療法も必要です。
この講演会で,強迫性障害はどのような病気か,近縁の病態にはどのようなものがあるか,そして治療の方法について知識を得ることができます。また家族の方にとっても,奇妙な癖のある息子や娘に対して治療をどのように動機づけすれば良いかについて具体例から学ぶことができます。

プログラム
司会 医療法人 和楽会 理事長   貝 谷 久 宣
PM 1:30 ~ 1:35 開会の辞 司会者 挨拶
PM 1:35 ~ 2:25 
 「手洗いや確認を止められない!強迫性障害という病気について」
   兵庫医科大学精神科 教授 松永寿人先生
PM 2:25 ~ 2:40 休憩
PM 2:40 ~ 3:30 行動して治す ~認知・行動療法とOCD
            なごやメンタルクリニック 院長 原井宏明先生
PM 3:30 ~ 4:10 強迫性障害の闘病体験談 実際の患者さん2名 
     インタビューアー なごやメンタルクリニック 心理士 岡嶋美代先生
PM 4:10 ~ 4:20 閉会の挨拶
医療法人 和楽会 理事長 貝谷久宣先生
2:ベーシスト :

2011/04/04 (Mon) 14:23:12

お久しぶりです。
ベーシストです。

今週末に行われるこの講演会の岡嶋先生のコーナーに、
私は患者の一人として出演する事になりました。

まだ具体的な話す内容についてはわからないのですが、
何でも「徹子の部屋」風に行われるとの事です(^^)

岡嶋先生が徹子役を、患者の私がゲスト役をし、
岡嶋先生の質問に対して答える、という風になると
聞いております。


私は昨年8月よりなごやメンタルクリニックにかかり、
10月と11月の2回、集団治療プログラムで
行動療法を体験しました。

ちなみに私の症状は、確認強迫です。

集団治療を受けた後、一ヶ月半くらいは
エクスポージャーと儀式妨害があまり上手く出来ず、
恐怖感に負けてしまって出来ない事が多く、
とても苦しみました。

でも、「もうこれしか方法はないのだから」と腹をくくったというか、
あきらめたというか、そんな感じで、
一個一個、障害を取り崩す感じで行動療法を続けていった結果、
治療を受けてから4ヶ月で、8~9割の症状は改善しました。

今でもまだ残り2割は根深く残っており、
それに対してはまだまだ不安で強迫行為をやってしまっており、
引き続き、原井先生と岡嶋先生を受診しておりますが、
しかし、「怖いから避けてやらなくなってしまう、出来なくなってしまう」
という事は、ほぼ無くなって来ています。

強迫観念、強迫行為はまだ続いているけど、
怖いと思いながらも、やらねばならない日々の行動は
避けずにやれるようになっている、
と言った感じです。


また、最初のうちはエクスポージャーや儀式妨害をする際に、
とても構えてしまって、気合いを入れまくって
頑張らねば出来ませんでしたが、
最近では、怖さの程度はそんなに変わっていないのに、
あまり身構える事なく、気合いを入れまくる事なく、
案外すんなりとこなせるようになって来ました。

症状がひどい時は、まさか再びこんな自分が訪れるとは思ってもいなかったので、
この短い期間での良い変化に、とても驚いています。
そして、行動療法に出会えた偶然を、
とてもありがたいし、とてもラッキーだったと思っています。

この治療以前の私は、いろんな病院を転々とし、
いろんな薬を飲んでいました。
強迫に対する本も、手に入る限り何冊か買いましたし、
ネットでも検索しまくっていました。

それでも、「これは!」と思えるような
有益な情報、確実な情報に当たる確率は低かったです。
どれもこれも、理屈ではわかる気がするけれど、
じゃあ実際に自分の治療として行えるか?となった時に、
あまり現実的なものではない情報がほとんどでした。

なので、私はとっても情報に飢えていました。

偶然、ネットで原井先生のサイトを見つけて、
私はなごやメンタルクリニックを受診してみる事に決め、
結果的にそれが、今の好転した状況につながるわけですが、
世の中の多くの患者さんは、
具体的に何をどうやれば治るのか、
果たして自分と同じ症状の人はいるのか、
どういう気構えで日常を送れば良いのか、
などの情報に飢えている方が多いのではないかと思います。

まだまだ闘病中で、大きな事は言えないのですが、
もしか私の体験が、この病気を患うどなたかに、
少しでも何か参考になり、
また強迫を患うことは恥ずかしい事でも何でもなく、
世の中には自分だけじゃなく、他にもそんな人はいる、って事を知れて、
なおかつ、私のようにふてぶてしく生きてる奴もいる!という事を感じていただけるなら、
私としても嬉しく思ったりします・・・


という事で、力の限り、赤裸々に告白したいと思いますので、
この病気に対する治療などについて情報を求めている方がいらっしゃれば、
無料ですし、申し込みも不要ですし、場所も名古屋駅から近いようですので、
試しに聞いて下さったら、と思います。

よろしくお願い致しますm(__)m



3:チョコ :

2011/04/04 (Mon) 15:52:26

ベーシストさん

私は、埼玉県に住む、一応元患者です。先生方の治療を受けてよくなることがでしました。今は、東京で東京OCDの会の世話人をしていますが、関東の皆様にも聞かせてあげたいなぁ(>_<)と思いました。

貴重な経験をありがとう!
4:ベーシスト :

2011/04/10 (Sun) 01:10:34

チョコさん、コメントありがとうございます。昨日の事になってしまいましたが、貴重な体験をさせていただきました。
このような講演会が東京でも開かれるといいですね。
5:チョコ :

2011/04/10 (Sun) 04:06:21

ベーシストさん

お疲れ様でした。私も埼玉からベーシストさんのお話、すごく聞きに行きたかったのです!。自分の用事調整不足で行けなくて、とても残念な思いです。ギリギリまで奮闘したのですが。どこでもドアがあったらと思ってしまいました。もし出来たら、とらわれからの自由に体験談書いてもらえたら、嬉しいです。そしたら私も読めるから(^^)。

6:銀行員 :

2011/04/10 (Sun) 09:53:04

初めまして銀行員です。
ベーシストさん昨日はお疲れ様でした。
私も確認強迫でベーシストさんのお話に共感しました。主な症状としましては文字をなぞって自分が本当に間違ったことを書いていないかやカギが閉まっているかなどです。私も自分の目が確かなのか見れば見るほどわからなくなってきます。行動療法やデモ患者として治療させていただいた時は症状が少し軽減されていたのですがなかなかそのままのモチベーションを保つことができません。
私の場合間違えたら大変なことになってしまうという考えよりも間違えたくないという思いが強いです。
私もベーシストさんのように症状が改善されるよう努めようと思います。ありがとうございました。
7:ベーシスト :

2011/04/11 (Mon) 11:45:08

チョコさんへ

ありがとうございます。
ただ、私の話が実際に役立つものだったかどうか…
私の連れがこの講演を聴きに来てくれたのですが、
「何だかお前、問題の核心的な事よりも、どうでもいい事ばかりベラベラしゃべってだぞ!」
と言われ、「うわー!やばいー!」と思っております(苦笑)
話したい事がいろいろ浮かんでしまって、何から、どう話していいのか
頭がグルグルになってしまい、自分の症状や病歴の事ばかり細かく話してしまって、
肝心の「行動療法を自分で実際にやってみるのに際して、どういう風にやったか、どう頑張ったか」
みたいな事は、あんまり話せなかったので、
聞いてた方々も、本当に知りたい事が聞けたかどうか…
反省点、多々あり、でした。

「とらわれからの自由」への投稿については、岡嶋先生から依頼を受けており、
夏ぐらい?までに原稿を書けばよいとの事だったので、
それに向けて、書く予定でいます。
もし本に載る事があったら、読んで下さいね(^^)


銀行員さんへ

講演を聞いて下さったのですね。ありがとうございました。
少しはお役に立てたでしょうか?
何だか恥ずかしい限りです…
確認は、目で見た物全てが対象だったりするから、
なかなか辛いですよね。
「間違えたら大変な事になってしまうかも!」というのが私の気持ちだったんですが、
「そもそも間違える事自体、イヤだ!不快だ!」
という気持ちも、私にはありました。
基本的にはグウタラな性格なんですけど、
ピンポイントで「確認」って事に関しては、
完璧じゃないと気が落ち着かないというか、何か心が不安定になる、というのは、
強迫を患う前から少しあったように思います。
モチベーションを保つのは、確かに困難な事ですが、
私の場合は、日常のありとあらゆる事が出来なくなってしまっていたため、
「もうやるしかない!怖くてもやるしか道はない!」と思って、
最初は自宅で、泣きながら、恐怖におののきながら無理矢理やってました。
でもそのうちに、「怖い」という気持ちが湧いたら、
「怖い気持ちが湧いたぞ!逆に治すチャンス!ラッキー!」と思うようになってきて、
すっごく怖いんですけど、出来なくなってしまった事に
ビクビクしながらもズンズン挑戦出来るようになってきました。
原井先生が講演の時におっしゃってたけれど、
一回エクスポージャーや儀式妨害がそれなりに上手く出来ると、
今までそれが出来なくて散々苦しんできたという過程があるので
「あっ!出来た!怖いけど、とりあえずなんとか出来た!」みたいになり、
テンションが上がっていって、紆余曲折はありましたが、
その後、いろいろチャレンジ出来るようになっていきました。
経験で思った事は、
「やらなきゃ!やらなきゃ!よし!やれ!やるんだ!」と思っているうちは、
結局身構えて、緊張してしまってる事になるので、
心でどんなに自分にはっぱを掛けてみても、
はっぱを掛ければ掛けるほどドキドキして焦ってしまって、
そのうちにだんだん怖くなってきてしまって、結局やらない、
って事になってました。
なので、どんなに怖くて死にそうに思っても、足がガクガク震えてきても、
「病気なんだから怖いのが当たり前!」と思って、
もう自分の気持ちや意識は無視して、スルーするようにして、
どんな状態でもまずは身体を動かして、その時やらねばならない動きを
やるように心がけました。
まだ私の場合、財布を使った後、カバンにちゃんとしまったか、
キャッシュカードはちゃんと財布に入っているか、
ゴミを捨てるとき、無意識に謝って大事なものを捨ててしまうんじゃないか、
携帯電話でメールを送った時、間違った相手に送ってしまったのではないか、
などの点で確認行為が残っており、
その度に何度も確認してしまっていますが、
前みたいに、何時間も何時間も確認してしまったり、
確認するのが怖くて財布も携帯も使えなくなってしまう、という事は無くなりました。
確認しつつも、それらを積極的に使っています。
もちろん、財布や携帯を使う時は、やっぱり怖い…というか、不安です。
いやーな気持ちが心にゾワゾワ湧いてきます。
だけど、「私はこれらが使えなかったり、何度も確認しまくる生活には戻りたくない!」
と思い、まだ確認は何度もしてしまうけど、
避けずに使えるようになりました。
私にとっては、財布や携帯を使う事によって生じる怖さよりも、
それらを使えなかったり、何度も何時間も確認しなくてはならなかった時の辛さの方が
大きくて苦しかった事に気づいたため、
今まで使えなかったものが、まがりなりにも使おう!という気持ちになったのかも知れません。
また、財布や携帯、ゴミ捨ては症状が残ってますが、
その他にいっぱいあった出来なかった事は、ほぼ全て、平気で出来るようになってきました。
もちろん全く不安がなく、とか、強迫観念が浮かぶことなく、
という事はありません。
平気な感じで出来るようになった事柄も、やる前はちょっと胸騒ぎがします。
あんまりいい気持ちにはなれません。
でも、そんな不安な気持ちを無視して、やらねばならない事をやる事が
出来るようになりました。

人それぞれ、行動療法に向かう気持ちやモチベーションの高低や
不安に対する耐性や改善していく期間も違うと思いますが、
自分を信じて、先生方の指導を信じて、
苦しくても耐えて続けていれば、きっと少しずつ光が見えてくると思います。
最終的に、この病気は、病気との闘いというよりも、
自分との闘いになっていきます。
自分に負けず、強い自分を獲得するために、闘ってみて下さいね!

と、ここまで書いたら、
私、仕事中に上司の目をかすめて会社のパソコンで書いてるんですけど、
「仕事、進んでますか?」ってさっき言われてしまったので(汗)
退散いたします。

うう、やばい!
怖い!
最近私が仕事中にコメントしてるのが、たぶんばれてるっぽいので、
そのうちクビになったらどうしようー!

と、最近では、現実的な事が悩みとなりました。
妄想的な悩みに振り回される事が少なくなり、
健全な悩みに移行していったと思います。

じゃ、目の前の席の上司が、ちらちらこちらを見ているので、
仕事に戻ります!
失礼しましたー!!

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