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1:名古屋OCDの会/みうら
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	2014/10/28 (Tue) 13:54:21 
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11月23日(日)第10回行動療法研修会  主催:OCDの会
 WS−1「青年期の摂食障害」 講師:鈴木太先生
 楽しみに参加します。
 
 私は中学生時代から、二十代の終り頃まで摂食障害であったと思います。
 現在五十五歳ですから、いく昔も前のことで多くは記憶の彼方ですが、
 痩せっぽちだった自分が少しばかりふっくらした時分に「太ったね〜(^^)」と他人から言われた時にスイッチが入ったことは覚えています。
 減量目標を立てては過激ダイエット、反動の過食。高校生になると下剤使用や嘔吐。
 当時の田舎では摂食障害という言葉は聞きませんでしたが、私はラジオで聞いた「アノレキシア/ブリミア」という言葉を知っていました。
 それでも摂食障害であったと“思います”と述懐するのは、私の家族、ことに母親が私の食行動にことさら口を挟まず、止めようとすることもなく、食以外に関しては普通の生活を送っていたからです。心は楽に過ごしていたわけではないですが毎日は流れていました。
 (高校卒業後、家を出てからはまた別のストーリーで、割愛)
 
 月日は流れ、私は人の親になって長女のOCDと向き合いました。しゃかりきに娘のOCDに対していた間事態は硬直していましたが、手を離した頃から前向きに進展していき、現在の娘はOCDフリーで、就活などOCD以外の問題に自ら対峙しています。
 
 昔の私の母親が、私の食問題を広い生活全般の中一事項として捉え、正面におかず、無心でいてくれたことが有り難いです。放任や無関心ではなく、無心という感じです。
 多少ホルモンバランスが崩れても、まあ、当面はなるようになるくらいに見ていたと思います。あの母のアプローチ(アプローチという程のものありません。基本、私が自身で考えて、時分がやらなければならないことに先に口を挟むということがありませんでした)が、私にとっては正解だったということを、鈴木先生のお話の中で確かめたいという気持ちでいます。
 
 http://ocdnokai.web.fc2.com/nagoyakenshu.html
 
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2:岡嶋:
	2014/10/29 (Wed) 00:52:25 
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もう何年も前になりますが、鈴木先生が名古屋で講演なさったことがあります。心療内科関連の集まりだったように覚えています。
 
 そのとき、「摂食障害を入院治療します。どうぞご紹介ください。」という発言に耳を疑ったものです。思春期の摂食障害を好んで診てくださる病院があるなんて!
 強迫性障害も好んで診る医療機関は少ないのでしょうけど、摂食障害は内科的管理ができるところじゃないと難しかったりします。軽い症状ならなごやメンタルでも大丈夫ですが、極限まで体重をおとしてくる人たちにはクリニックでの管理は危険です。
 そんな重症な患者さんもたくさん受け入れてくださって、的確な治療をしてくださる稀な病院の鈴木太先生です。
 
 ところで、最近は妊娠する患者さんが増えました。そこで、こんな掲示板「妊娠・出産・育児とOCD」をつくりましたので、関心のある方はどうぞお越しください。
 http://mothering-ocd.bbs.fc2.com/
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3:名古屋OCDの会/みうら
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	2014/11/24 (Mon) 10:19:54 
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OCDの会研修会 ワークショップに参加して
 
 「青年期の摂食障害について」講師:鈴木太先生
 
 摂食障害とは?、治療とは?の我が国における最新の詳細な情報に触れました。
 入院治療で必要なことは第一に体重を増やすこと。
 それもきちんと規則的な普通の食事をして。
 “体重の増加が高いほど予後が良い”
 “それもある程度時間をかけてじっくり増やした方が予後が良い”
 ということでした。
 体重増加が高いほど経過が良いのは、経過が良いから体重が増えたということで、
 当然のことを言われているように最初思いました。
 しかし、先生の詳細なお話の中で、太ることを極端に嫌がる患者さんにとって、自ら食事を摂り、体重が増加し、その体重を維持することはいわば暴露である、
 体重を増やすことそれ事態が治療になっているということを伺い、はたと納得しました。
 じっくり増やすことの重要性もここで理解できました。
 その後は、患者さんが“痩せる、痩せている”以外の多様な価値を自ら追求していくことができれば、真の回復に繋がっていくのだろうと思われました。
 入院中に体重は増えても、痩せ願望がその人の生活の中心に居座ったままであれば、また元に戻ってしまうのも分る気がします。
 OCDによく似ているのも理解されました。
 それにしても、昔の私の状態はSEED重症遷延性摂食障害(3年以上)だったろうと、今更に知りました。